「仏、菩薩、諸天などに香、華、燈明、飲食などの供物を真心から捧げること」とありますように、母が子に捧ぐ無償の愛が如く気持ちをお供えする事にございます。僧侶はこの気持ちを誰に対しても持てる事が目標であります。
本来は仏教の教えを受けに集まる事を法要といいましたが、現在は身近で亡くなった人を偲び、供養し、決められた日、年に集まることを法事。仏様や宗祖など特別な方をお祀りする事を法要といいます。
真言宗では、亡くなられた方に得度(お坊さんになる儀式)し戒名を授け、仏教の戒めを受ける授戒(授かる方は受戒)し、引導を渡す作法をいたします。関係者からすれば最後のお別れであり、諸行無常を悟る場でもあります。